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見晴るかす、ハルカス [遊]

退職の記念に昼飯を食べようということになった。
場所はあべのハルカス。16階のレストランで鰻をいただき、いざ展望台へ。高さ300メートルの複合ビルは未だに日本一高いはずだ。
2年前に開業したとき、その外観の味気なさに失望し、行く気もしなかったのだが、もう天王寺に出ることもないかもしれない。最後のチャンスである。
280メートルの展望台からの眺めはさすがに名前通りすばらしい。桜にふさわしい春霞で遠くははっきりとは見えないが、大阪を取り巻く山々と大阪湾が見える。空気の澄んだ日や夜景はさぞ見事だろう。
つい先ほどまで働いていた場所、過去に勤めていた場所、家の近くなどを眺めいい記念になった。

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退職 [思]

いつかこんな日が来たらいいなと思ってきたが、なんとかたどり着いた。明日で46年間の宮仕えが終わる。
人の役に立ってこそ役人、というドラマがあった。振り返って自分はどうだったろう。悪い思い出の方が多いような気がする。それでも、最後の数年間はこれまでの経験を生かせてありがたかったし、うれしかった。
さて、4月からは新しい生活だ。今度こそ何かの役に立たねばなあ。とりあえずは片付けから始めなければ ^^;

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藤澤五月と白鵬の涙 [思]

負けて泣き、勝って泣く。プレッシャーはいかばかりだったろう。
女子カーリング世界選手権決勝をテレビで見た。最終回の裏、邪魔なストーンもなく円の内に置けば延長戦という、簡単なショットを外した。「ごめん」と言いながらスキップは泣き崩れたが、初めての銀メダルに、平昌オリンピック出場権獲得も間違いない。予選の快進撃からみんなを喜ばせてくれた。胸を張って帰ってきて欲しい。
昨日の白鵬の相撲自体は変化で勝つという無様なものだった。この大横綱にして、3場所優勝から遠ざかり限界説がささやかれる、というのは大変なことだったのだろう。優勝インタビューのとき、罵声を浴びせられて絶句し、涙ながらに「申し訳ない」と言った。その気持ちを忘れず、名横綱を目指して精進して欲しい。

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「こげらつうしん」2016年4月号 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会の予定が発表された。
毎偶数月1日に発行される会報「こげらつうしん」の表紙に、向こう2ヶ月の探鳥会の予定が載る。バードウオッチング体験希望の方、大歓迎!
          *
〇4月3日(日)  錦織公園
    大阪府営公園。今冬はオジロビタキで賑わった。
    気の早い夏鳥キビタキ、オオルリが見られるか。
〇5月14日(土) 延命寺
    南海電車高野線「三日市町」から「千早口」まで歩く。
    サンコウチョウやアカショウビンの声が聞けるかな。

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修善寺でカワガラス [遊]

一泊で伊豆へ行った。静岡からバスに乗り富士見の名所という日本平に向かったが、残念ながら雨は上がったものの雲が切れず、肝心の富士山は見られなくてがっかり。それでも午後は晴れて、なんとか車窓から見ることができた。そのあとは浄蓮の滝を見て天城越え。石川さゆりである。
二日目。アロエ栽培の温室に寄ったとき、シジュウカラが飛び込んできて窓にぶつかった。植え込みで休ませたら、どうやら脳しんとうで済んだようだった。
修善寺では、漱石が喀血前によく散歩していたという道を通り、弘法大師が掘ったという温泉の川に出るとカワガラスがいた。足湯で賑わう観光客を怖がらないなと思ったら、巣立ち雛に餌をやっている。いいものを見せてもらった。

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映画「家族はつらいよ」 [観]

笑い転げながら、身につまされながら、見終わってじわっとあたたかくなる。しばし浮き世を忘れ、これこそが一番の映画の楽しみかもしれない。
山田洋次監督が前作「東京家族」のメンバーで喜劇を作ってくれた。新興住宅地にマイホームを建て、3人の子を育ててリタイアし、孫を含めて3世代で暮らす家族に突然危機が訪れる・・?
脚本も演技もすばらしい。これはもうゼッタイ、続編があるにちがいない。監督には長生きしてもらって、寅さんのように続けて欲しい。

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人工知能AI降臨 [思]

囲碁の人工知能「アルファ碁」が、井山六冠をして「世界最強の一人」と言わしめた、韓国のプロ棋士との五番勝負を制した。初めてプロ棋士を破ったのがこの1月だというから、その進歩は驚異というよりも恐ろしい。
将棋のプロがコンピュータに負けたときも驚いたが、将棋は駒の働きが決まっていて「王を詰ます」という明確な決まり事があるから、計算能力の向上と人間が与えるプログラムの精度が上がれば、チェスで人間がコンピュータに勝てなくなったように、必然の結果だったろう。
今回は違う。人工知能はまず囲碁の打ち方を学習し、過去の棋譜データを学習し、得た知識をもとに自分自身で学習して知識を深めていく。これは子どもが囲碁を覚えて強くなる手順そのものだ。
つまり、人間と同じように成長していくということだ。ただ、疲れも知らず、感情にも流されずに。報道でも既にコンピュータとかソフト等の文言は使われていない。
ヒト型ロボットの進化と組み合わされて、待っているのは「バラ色の未来」だけだろうか。開発した企業のCEOが「倫理的に使われることが望ましい」と語ったという。恐ろしい。

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映画「不屈の男」 [観]

太平洋戦争で捕虜になったアメリカ兵が困難に耐えて帰国するという話。日本軍の捕虜に対する拷問シーンばかりが取り上げられ、日本公開が大幅に遅れて話題になった。
実話だそうで、男は戦前のベルリン五輪に出場した中距離ランナー。長野五輪のとき、日本で聖火ランナーとして出場した。
飛行機の不時着による50日近い漂流、収容所での虐待に屈しなかった姿が綴られるが、少し物足りない。彼ばかりに目を付けた日本軍将校との確執や、聖火ランナーとして来日を果たすに至った経緯が欲しかった。

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天童荒太「ムーンナイト・ダイバー」 [読]

月の夜、人目を避けて東北の海に潜る男がいる。津波に奪われた家族の遺品を探し出して欲しいと頼まれ、月に一度、海底の泥の中を探す。ダイバーも自分の身代わりで兄を亡くした。
依頼人達とは代表者だけとの接触がルールだが、あるとき夫が行方不明の女から個人的な依頼を受ける。潜り続ける中でダイバー自身や依頼人達が、過去に区切りを付け、これからに向かう力を手にしていく。
また3.11がやってくる。いつも苦しみに耐える人たちに希望の灯を掲げ続けてきた、天童荒太が震災に向き合ったこの小説は、被災された方達にどう受け取ってもらえるのだろう。

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映画「ヘイトフル・エイト」 [観]

南北戦争後のアメリカ。黒人の賞金稼ぎと白人の賞金稼ぎが、獲物を持って、吹雪の中を山荘に避難する。
そこには、いわくありげな先客がいて、やがて殺し合いが始まる。残虐シーンが多いためR18+指定になっているようで、極めつきのB級映画だが、これがまた実に面白い。
エンニオ・モリコーネの音楽といい、70年代のマカロニウエスタンを彷彿させるが、まったく別物で、最後まで結末を見通せない。あっという間の3時間だった。

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