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三谷幸喜「清須会議」 [読]

信長の跡目相続をめぐって秀吉と勝家が清洲城で争った様子を、売れっ子脚本家が読み物にした。
この時点で秀吉の天下統一の道が開かれた様子が書かれているが、特に目新しい視点もなく、シナリオの形式で台詞を文章にしているだけ。
所々笑うこともあったが、期待したほどではなかった。昨年、NHKの秀吉を見ていたせいかもしれない。

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映画「トータルリコール」 [観]

未来の地球は、戦争の結果、富裕層が住むイギリスと貧困者が暮らすオーストラリアに2極化される。
労働者の慰めの一つは、自力では実現できない経験を脳への記憶として買うことだ。ある機械工が店を訪れたとき、なぜか警察に阻止される。
彼は記憶喪失に陥っているスパイだった。少しずつ記憶を取り戻していく先に立ちはだかるものは何なのか。
最後までどんでん返しで、予想外に面白かった。

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朝井リョウ「少女は卒業しない」 [読]

廃校になる高校が最後の卒業式を迎える。それに臨む7人の少女の物語。
ちゃらちゃらした薄っぺらい恋愛小説かと思いきや、なかなかどうして、人を想う気持ち、思いやる心がよく書かれている。中でも、障害を持つ同級生との別れの章が秀逸だ。
高校を卒業したのは遙か昔のことだが、久しぶりにあれこれ思い出した。

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スティーヴン・L・マクニック他「脳はすすんでだまされたがる」 [読]

神経科学者が、脳の働きを研究する一つの方法として、手品師に弟子入りする。
手品に騙されるのは錯覚のせいだということは分かっているつもりなのに、やっぱり騙される。人間の目が一度に集中して見られるのは狭い範囲だそうで、その周りは目から入った情報を元に脳が推測するらしい。自分の都合のいいように判断するらしく、そこに錯覚が生じるという。もっとも、そのおかげで忘れることもできるらしい(ありがたいことに)。
まったく同じピサの斜塔の写真を2枚並べると、右の方がより傾いて見える。同じ顔の写真でもコントラストが違うと男と女に見える。実に不思議だ。

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映画「ダークナイト ライジング」 [観]

負傷し、隠遁生活を送る大富豪のバットマンの前に、またもや悪が現れる。
嵌められて破産し、囚われの身から再起する人間くささが強調されている。過去のいきさつが盛り込まれているようだが、観ていないのでよく分からない。
核についての無神経や無茶苦茶な設定だが、まあ最後までどんでん返しがあって、そこそこ面白かった。

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アンドレア・ウルフ「金星を追いかけて」 [読]

去る6月6日にあった金星の太陽面通過は快晴に恵まれてみることができた。
8年を対にして起こり次回は105年後というが、これは前々回の1761年と1769年に起きた日面通過を観測した科学者たちの物語である。
ハレー彗星にその名を残すイギリスのエドモンド・ハレーが、自分の死後に発生する日面通過を世界の科学者が協力して観測しようと呼びかけた。各国はもちろん植民地拡大や大国への野望を秘めて資金を出した訳だが、世界の科学者たちが共同して行う初めての学術プロジェクトになった。自分は見ることができないのに共同作業を呼びかけたハレーの先見の明、それに応えた科学者たちはすばらしい。
なお、今日の夜明け前は金星が月に隠れる金星食だったが、残念ながら雨で見られなかった。

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メダルに恥じない生き方を [思]

ロンドンオリンピックが終わった。あっという間の2週間だった。
勝者からも敗者からも、いっぱい感動をもらった。スポーツはすばらしい。
選手のコメントはどれもこれも印象深いが、もし一つだけといわれたら、ボクシング金メダルの村田諒太選手の言葉だろうか。
「金メダルが僕の人生の価値じゃない。これからの人生が僕の価値。恥じないように生きていこうと思う」

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石ころアート [鳥]

さすがに真夏は鳥を見に行く気にはならない。それでも、野鳥の会としては月に1回は何かしたい。
会員の中に、野鳥を題材にして工芸作品をつくる方がいて、得意技の一つに石に絵を描くことがある。河原で拾った石ころにアクリル絵の具で鳥の絵を描く。彼女に講師をお願いしてお絵かき講座を行った。
今日は市内の子どもたちにも案内を出して、大賑わいになった。夏休みの宿題にしてもらって、いつか野鳥の会に入ってくれればいいな。

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映画「ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して」 [鳥]

どこにでも鳥キチはいるらしい (^^;
1年間に北米大陸で何種類の野鳥を見たかを競う「ザ・ビッグイヤー」と呼ばれるコンテストがある。審判もルールもなく、自分が鳥を見た場所と日時を記録して申告し、協会がまとめて発表する。
季節ごとに野鳥が見られる場所に出かけ、珍鳥が出た、と聞いては仕事も家庭もほっぽり出して探しに行く。金と時間のかかる、興味のない人から見れば、信じられない光景だろう。記録は700種を超えるというのだからすごい。
このレースに参加した3人の男の物語。初老の実業家、中年の建築業者で前年までの記録保持者、フリーターの若者。彼らは何を得て、何を失ったか。
そろそろ来年あたり自分でもやってみようかな。もちろん、日本でだが。

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PL花火 [詩]

花火上るはじめの音は静かなり    星野立子

今年は湿気が少なく、風があって、快適な花火見物になった。
身内のマンションの5階から見るようになって17年目。変わらずに続けられるのはうれしく、ありがたい。
少しずつ規模が小さくなってきているように思うが、なんとか続けてもらいたい。信者ではないけれど。

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