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中野京子「マリー・アントワネット 運命の24時間」 [読]

フランス革命で処刑されることになる、王妃マリー・アントワネットが幽閉先から脱出を計った「ヴェレンヌ逃亡」事件を描く。
史実かフィクションか、たった1日の逃避行に、革命当初の様子とスウェーデン貴族との恋を織り込んで、一気に読ませる。実に面白い。
立場を変えれば、歴史の見方も変わる。あらためて実感した。

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がんばれ、ニッポン! [思]

いよいよ始まった。上野の熱投からもう4年も経ったのか。
新聞にはろくなことが載らないが、スポーツは違う。トップアスリートの真剣勝負は見る者を熱くさせる。
メダルの期待がかかる人は大変だが、選手には自己ベストを更新してもらいたい。
またテレビにかじりついて寝不足の日が続く。

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別れのハイタッチ [思]

いや、驚いた。MLBは何でもありだと思っていたが、これはびっくりした。
ただ、自分のわがままだけで出たのではなく、ヤンキースからも望まれて入るのだから、がんばって欲しい。
MLBのニュース映像で見たが、マリナーズファンからはスタンディングオベーションだったし、深々とお辞儀をしたイチローもすばらしかった。ライトスタンドでICHI-METERを続けてくれた女性と、フェンス越しにジャンプしてハイタッチしたのは胸が熱くなった。
これは何としても、もう一花咲かせてくれ。がんばれ、イチロー!

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佐渡ヶ島 [遊]

2泊3日で佐渡へ行ってきた。
ツアーだったので自由にはならなかったのが、飼育ケージのトキは見ることができた。あわよくば放鳥個体も、と目論んでいたが甘かった。
砂金掘り、遊覧船、金山跡、たらい船など楽しんだが、最北端の海岸の洞窟が賽の河原になっていてしんみりした。
思っていたよりも涼しく、3日とも晴れ、最高気温は30度ぐらいだったか。紫陽花が最盛期だった。

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木村直樹「<通訳>たちの幕末維新」 [読]

鎖国時代、出島でオランダ人と折衝にあたったのは通詞と呼ばれる地方役人だった。
彼らは会話を取り持つ通訳、文書の翻訳、交易を仲介する商売人、身の回りの世話をする小間使い等、多くの役目があった。そんな彼らが、開国のうねりの中で幕府の役人となり、オランダ語から英語へシフトしていく様子が書かれている。
先人の苦労がしのばれるが、LとRの区別ができない、という指摘が当時既にされていて笑ってしまった。

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カワウのねぐら入り [鳥]

大阪南港でカワウのねぐら入りを調査した。
調査員の方が急に都合が悪くなり、代役を頼まれた。こちらに回ってくるとは人材不足も甚だしい (^^;
カワウの生態調査で、夕方5時半から日没の7時斑頃まで、ねぐらに出入りする個体数を調べる。
調査の場所は、大阪湾の埋め立て地の一つで、震災がれきの受け入れの準備を進めている。市長の施策については疑問な点が多いが、このことについては賛成する。早く進めてもらいたい。
ともあれ疲れた。気楽にバードウオッチングを楽しむのが一番だ。

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ドミニック・ローホー「人生で大切なことは雨が教えてくれた」 [読]

フランスの女性文学者によるエッセー。
雨について、古今の詩歌や著作を引用しながら、様々な想いが書かれている。
毎日の忙しさや、人生のしがらみに苦しいとき、ひとときの雨にこころを休ませようという。
親日家のようで、全篇に古来の俳句が紹介されていてうれしい。

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白鵬とイチロー [思]

大相撲が始まって楽しい毎日だ。
ただ、圧倒的な強さだった白鵬に明らかな陰りが見られる。そして、同じことがイチローにも言える。
技術的なことや体調などはもちろん分からないけれど、テレビで見ていて、どちらも「粘り」がなくなっている。
白鵬の土俵に吸い付いたような足捌き、イチローの上体が泳ぎながらも残る下半身、どちらも見られなくなった。
誰にも立ちはだかる壁なのだろうか。もう一度、MLBオールスター戦でイチローを見たい。

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葉室麟「蜩ノ記」 [読]

群奉行として農民に慕われ、藩政改革に奔走する忠義の士が、藩主の正妻選びの陰謀に巻き込まれる。側室との密通嫌疑をかけられ失脚し、編纂の途中だった藩の家譜を完成させた後の切腹を命じられる。
彼を監視するために派遣された若侍を巻き込んで、さてどう展開するか。
う~ん、よくわからない。忠義か愛か、特に感動もしない。これで直木賞なのだなあ。

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映画「臨場」 [観]

東京で殺された弁護士と、神奈川で殺された精神科医に共通する、「死者の声」を聞いた検死官。
合同捜査本部の見立てに反し、真犯人を突き詰める。始まりが残酷なシーンでイヤだが、まあまあ面白かった。
ただ、続編があるのか、ないのか、訳の分からない終わり方だった。
映画とは関係ないが、老夫婦が5組ほど来ていて、他にも年配者が多かった。なんだろう。

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ヒナを拾わないで [鳥]

ご近所の方が、「鳥が迷い込んできた。見てくれ」と来られた。
メジロだと思うが、産毛が残った巣立ちビナだった。よく聞いてみると、地面で鳴いていたので、可哀相だから連れて帰ってきたという。
巣立ったばかりでまだ長く飛べないが、親は近くにいて見ていること。餌の取り方や、外敵から逃れる方法などを親が教えること。親の代わりを人間は出来ないことをお話しして、拾った場所に返してもらうようにお願いした。猫やカラスが心配なら近くの茂みの中でもいい。親は鳴き声で分かる。
なんとかもう一度、親は探しに来てくれるだろうか。こころ優しい人だからこそ起きる悲劇だ。話しには聞いていたが、実際に自分の回りで起こるとは思ってもみなかった。
家の塀に張っているポスターは何の役にも立たなかった。

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長谷川櫂「海の細道」 [詩]

千年をまた一つより始めけり   長谷川櫂
                     2001年1月14日付、朝日新聞「新春詠」
この句がとても気に入っていて、この人の書いたものはよく読む。読売新聞での連載が本になった。
松尾芭蕉は「奥の細道」の旅のあと、西国を目指しながら志半ばのまま、大坂で死んだ。
その夢を追って瀬戸内海から大陸まで旅した紀行である。立ち寄った地での感慨と句が書かれている。あとがきによれば、20年来の構想という。
初学の身にはもとより句の巧拙は分からないのだが、冒頭のような感銘を受けたものはなかった。果たして芭蕉と並んで後世に残るのだろうか。

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不法占拠 [鳥]

地元の野鳥の会の探鳥会が雨で中止になった。
せっかく出かけたので、集合場所近くの神社へ行った。かつてアオバズクが営巣して楽しませてくれたところなのだが、マナーの悪いウオッチャーのせいで、ここ何年かは来てくれない。
その住かで何かが動いた。まさかと慌てて双眼鏡を取り出したが、すぐに引っ込んでしまい、はっきりと何かは分からなかった。残念ながら鳥ではなく、モモンガかムササビか、リス科の動物に見えたのだが・・・。

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